|  みなさんはフランク.ロイド.ライトと言う建築家をご存知でしょうか 
 近代建築三人の中の一人で有名なニューヨークのグッケンハイム美術館を建てた人です。
 (他の二人は、ル.コルビジュ、ミース.ファンデルローエ)  しかしフランク.ロイド.ライトが少し異才を放っているのは他の二人と違う部分があるからでした。事実、フランク.ロイド.ライトはこの二人に対して随分敵対した発言をしています。 「私にとって彼も寄生虫の一人に過ぎない」(ル.コルビジュに)そしてインターナショナルスタイルのミースには作品を通じてとことん敵対していきます。
 
 フランク.ロイド.ライトは自然の中からデザインのヒントを得ることが多かったように思います。グッケンハイム美術館の有名なあの渦巻きはカタツムリからヒントを得ていますし、プレーリーハウスはまさに草原からヒントを得ています。 このように他の二人が合理性やテクノロジーに対して大きく心を開いていたようにフランク.ロイド.ライトはそれだけではなく自然のもつ雄々しさにも関心をいだいていた人でした。
 
 
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            |  今回はチョットそのライトの建築を紹介してみたいと思います。 
 20世紀で最も有名な個人邸「落水荘」です。(もちろん異論もあると思いますが)
 「落水荘」のおもしろいところは自然をそのまま建物の中に取り入れてしまった所にあります。居間の大きな岩2つを始め床のガラスの扉を開けると川と滝が見ることができるというような想像もつかないような建物です。建築的にはティンカーバレーという片持ち式の建物を考えています。それは川に流れ出る滝の上に建物を建てるというとんでもないことを実現するためでした、簡単にいうと岩場から建物がせり出している訳で片面は地面という落ち着きの場を失い片面だけで建っているような建物です。興味のある方はツアーもあるので是非一度行って見て下さい。
 
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            |  その他にもライトに様々な形の建築を建てておりその辺も他の二人と決定的に違う点でもあります。 
 そのことについては次回を楽しみにお待ち下さい。
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